刀剣乱舞-ONLINE-(とうらぶ)のプレイ日記です。個人的に記録をとったり、素人ながら実際の刀を見に行ったり。審神者向け福岡観光案内も。

第一回筑後國舞刀會に行ってきました

追記
2018/05/25:第二回開催に伴いタイトルに「第一回」を追加。

2017/11/4に福岡県の最南端、大牟田市の旧三井港倶楽部・三川坑で開催された、「大牟田た~んとよかとこ協議会」主催の刀剣イベント、「筑後國舞刀會」に行ってきました。
筑後國舞刀會 チケットと銘切プレート

大牟田ではじめての刀剣イベントということで、開催する側・参加する側も色々手探り感がありましたが、なかなかよいイベントだったと思います。

Twitter、ブログで既に素晴らしいレポが複数上がっているのですが、こちらにも書きつけておきます。

ただ、講演会の殆ど、そして鍛冶鍛錬の一部に参加できなかったので、このレポにはそのあたりの情報が大きく欠けています。あらかじめご了承ください。
あと、写真大量で縦に長い記事です。

このイベントはTwitterで「大牟田で刀剣イベントがある」、「大牟田の刀剣イベント、予約開始している」という情報が主に光世・ソハヤの三池里帰り企画 🌸刀剣乱舞さんから回ってきて、先着順ということで、審神者仲間さんたちと相談して即応募。

このイベントにはアクティビティ(←説明の便宜上、勝手に名前をつけた)がいくつかあり、応募するときにどのアクティビティに参加したいかを選ぶことができました(各アクティビティ名の前の時間は、当初発表されていたタイムスケジュール)。
アクティビティは
  • 14:30~17:00 真鍮・玉鋼の銘切体験
  • 15:00~16:45 日本刀の歴史と刀匠の心に触れる講演会
    (※1時間弱×2本、サイト・チラシに書いてあったタイトルは「日本刀の歴史と三池典太光世」と「刀はこうしてできる」)
  • 16:00~17:30 古刀を握って記念撮影
  • 17:30~19:45 夜の鍛冶鍛錬実演・試し切り公開
  • 20:00~ 女性限定!おおむた夜顔ツアー
の5つで、どれも定員制で先着順とのことでした。

私は、夜が遅くなりそうな「おおむた夜顔ツアー」以外の全てのアクティビティに参加するようメールフォームに情報を入れ送信。
数日後に返信が来て、応募した全てのアクティビティへの参加が認められました。
が、講演会と銘切体験、そして夜間鍛錬S席観覧(先着50名)と記念撮影の時間が被っていたため、講演会と夜間鍛錬を中座して銘切と記念撮影をすることにしました。

会場までの道のり~柳川観光列車「水都」~


11/4、イベント当日。
西鉄大牟田線の福岡(天神)駅12:30発の特急、柳川観光列車「水都」に乗車。
柳川観光列車「水都」
前回乗ったときは8000形という旧型の車両(先月ラストラン)だったのですが、車両・外装・乗車記念カード等ほぼ全てリニューアルしてからは初めての乗車。

各車両に備え付けられた乗車記念カード(今回のカードは全て立花家史料館の所蔵品の写真。雷切丸もある)を全てゲットするべく1~6号車全て廻ったのですが、2号車には乗車記念スタンプの他、立花家史料館監修の雷切丸拵(雷切丸の拵は失われているため、立花宗茂所用と伝わる京博の「金熨斗刻鞘拵」をモデルとて作ったもの)などの展示コーナーがありました。
柳川観光列車「水都」2号車 立花家関連の展示

13:30過ぎに大牟田駅到着。
同じ水都に乗っていた審神者仲間さんと合流して西口を出ると、マイクロバスの横に、イベント主催の「大牟田た~んとよかとこ協議会」のジャンパーを着た方(大牟田市商工会議所の方?)がイベントのポスターを持って立っていらっしゃいました。
近づくと「イベント参加の方ですか?」と聞かれ、イベントについての簡単な説明、そして「(某地元TV局の番組名)の取材が入っていますが、大丈夫ですか?」的なことを聞かれました。ここで「ダメです」とはなかなか答えられないですよねー。

会場(旧三井港倶楽部)


13:45の発車時間にちょうど満員になり、発車。走る事数分で会場の旧三井港倶楽部に到着。
旧三井港倶楽部(外観)
旧三井港倶楽部はすごくレトロでお洒落な建物だったのですが、その入口に黒い礼服に白手袋、蝶ネクタイのかなりフォーマルな服装のスタッフさん達(おそらく旧三井港倶楽部の方)、そしてTV取材クルーの方々が待ち構えているという、恐ろしく出にくい状況。
ということで、ドアが開いても誰も席を立とうとしないというおかしな事態に。結局、前の方に乗っていた人から出ることに。

入口は多分この日で一番混んでいました。申込受付完了のメールを用意するよう言われて、エントランスホール(長いので以下、ロビー)に並ぶこと数分、受付でメールを提示し、代金2000円(※内訳:入場料1000円+記念撮影代500円+夜間鍛錬S席代500円)を払い、領収書とノベルティのトランプ(後述)、そしてQRコードが印刷されたチケットを受け取りました。
他に今回のイベントのタイムスケジュールと来場者向けのお願い(NGマークなければ写真撮影可、とか)、そして今回展示される刀剣の解説が書かれた紙があったのでそれもゲット。

私の最初のアクティビティである15:00からの講演会までは1時間近くあったので、審神者仲間さんと一緒に旧三井港倶楽部の中を見学させてもらいました。

銘切体験コーナーとお土産コーナー(100円代の和菓子から50000円超えの玉鋼・包丁まであった)のあるロビーと、設営中だった講演会・展示スペースのホール以外の部屋では押し花の展覧会が開かれていたので、それを鑑賞。

押し花作品が撮影禁止だったのでそれらの部屋の写真は撮っていませんが、押し花は綺麗でしたし、どの部屋も豪華な誂えで、更に井上薫や伊藤博文の書や昭和天皇が訪問された際の写真などが壁面に展示されていて凄い場所だと感じました。
旧三井港倶楽部(昭和天皇ご使用の応接セット)
↑これは昭和天皇がご行幸で訪問された際に使われた応接セット。

それでも時間が余ったので、お庭にもお邪魔させていただきました。子供たちが走り回っていて微笑ましかったです。
旧三井港倶楽部(庭からの眺め)

講演会


15:00ギリギリ前に講演会・展示コーナーのあるホールが開場。チケットを提示して、中に入りました。
ホールは入って左手2/3が講演会会場、残りの1/3の手前が展示コーナー(警備員さんが立っていた)、その奥に記念撮影コーナーとなっていました。
私も一緒の審神者仲間さんも、予定では講演会第1部の冒頭で中座しなければならなかったため、講演会コーナーの後ろの方に着席。座席には講演会の資料と大牟田についての観光案内などが置いてありました。

座席は比較的すぐ埋まったのですが、その短い時間に我々の近くでTV局の方がインタビューをしていました。このイベントのためにかなり遠方から来た方がいて、インタビュアーさんが驚いている声が大きく聞こえました。

そして、講演会がスタート。
第1部の前に「サプライズ」として德川記念財団の理事長様から預かったというメッセージが読み上げられました(後で展示コーナーに行くとその紙が展示されていました)。

次に、講演会第1部、「日本刀の歴史と三井典太光世」改め「三井典太光世と日本刀の歴史」がスタート。
講師は日本美術刀剣保存協会筑後支部会員で、大牟田市の市史編纂室の方。冒頭の自己紹介で、「刀剣の道に入ったのは他の人と違って業務命令だったので、何年の何月だったか正確に言える(※大意)」と仰っていましたが、刀剣に対する知識や愛というものは短い時間でしたが十分伝わってきました。配布資料も凄くて、本当にお話聞きたかったです……。

まず、三池派の代表作の第一として出てきた大典太光世のスライドで、柾目肌や白気映りなど光世作の特徴が語られたのですが、「九州物のように地金があめのようにやわらかく見える」、そして、「鎬地いっぱいに彫られた立派な樋が最大の魅力」と印象的な言葉が連続で出てきました。

次に出たスライドはソハヤノツルキ。「光世より数代下る作ではないか」とのこと。

他に三池派の代表作として、熊本・本妙寺の短刀 銘 光世や、戦前の旧国宝で焼身となった太刀 銘 光世(和歌山市の刺田比古神社)の話も出ました。

ここから話は大牟田の地理と三池についてになったのですが、本題に入るところで、銘切体験予定の10分前となった(メールに指定時刻の10分前に来るよう書いてあった)ので、泣く泣く離脱。

が、この銘切体験の順番が押していて、ロビーには先に出たはずの審神者仲間さん(私の20分前の予定)がまだ待っている状態でした。ロビーの立派な椅子に座って待たせていただいたのですが(旧三井港倶楽部のスタッフの方が気を利かせて「有料となりますが御飲物をご用意いたしましょうか?」とは声をかけてくださった)、30分近く待っても順番が回らず、結局「順番になったら呼ぶので、講演会に戻ってください(※もちろんもっと丁寧な言い方で)」と言われ、講演会場に戻ることになりました。
写真撮影の方は、最初から名前をホワイトボードに書いたものを係の人が持って講演会場を回り参加者を呼び出すシステムだったので、それを銘切体験でも最初からやってほしかったかなーと(もっと言えば名前ではなく、チケットに番号でも書いておいて、その番号を呼ぶとかしてほしかった)。とにかく、講演をもっと聴きたかったです。

で、会場に戻ると16:00でもう第1部は終わり、第2部の「刀はこうしてできる」がはじまったところでした。
講師は、今回の銘切体験・夜間鍛錬などをしてくださった大牟田の刀鍛冶、四郎國光の若い刀匠さん。
刀を作る行程を順に説明しながら、あまり書籍には書かれていない刀匠ならではのお話が入るという形式の講演でした。

曰く、刀作りは4トンの砂鉄から三日三晩かけて2トンの鉧(けら)にし、さらにそこから玉鋼を選び出すという途方もない作業からはじまるとのこと。そして実際に玉鋼が前の席の方に渡され、後ろの方へ回されることに。

また、「写し」を作ることが多いが姿や形は同じでも見た目が変わってくるとか、茎の鑢かけが刀工の特徴となるとか、研ぎの作業が難しく、刀匠になるには4年ほどかかるが、研ぎ師となるには10年ほどかかる……などと話が盛り上がってきたところで、記念撮影で取られていたシステムと同じく、私の名前が書かれた紙を持った係の方が現れたので、その人に合図をして、玉鋼を持つことなく離席することに。また残念。

銘切体験


講演会を離席し、再びロビーで椅子に掛けて待つこと10分ほどで私の番がまわってきました。
筑後國舞刀會 銘切体験の様子(ロビー)

当日会場で体験がはじまってからわかったのですが、今回の「銘切体験」は、プレート1枚に四郎國光の刀匠さんに教えてもらいながら自力で好きな文字を全て切る他、更にもう1枚(こちらのプレートの材質を選ぶことができ、その材質によって体験の代金が変わる)、刀匠さんに好きな文字(梵字とかもOKっぽかった)を切ってもらえるという「豪華版」といっていいものでした。これは時間も押すはずですね。

今回、私に銘切を教えてくださった刀匠さんは、お名前お伺いするのを失念してしまいましたが、おそらく四郎國忠さんです。ありがとうございます。

刀匠さんと、プレートを固定する台を挟んで向かい合うように座ると、まずは、私の銘切体験がはじまります。
何と切るか悩んだのですが、「ひらがなは曲線で難しい」ということで、画数多めの私の下の名前(漢字)を切ることに。
台の上に固定したプレートに下書きの線を油性ペンで書き、その線の上に鏨を置き、アドバイスを受けながら鉄の鎚で叩いて、銘を切っていきました。
ただ、最初は比較的うまくいったものの(予定してた線より長くなったりはしたけれど)、叩けば自然と叩いた方向に進むはずの鏨がほとんど進みませんでした(「叩く音はいいのにな」とは言われた)。
結局、残り2/3くらいは刀匠さんに鏨を持ってもらい、それを鎚で叩くことだけをやりました。それでも刀匠さんの手を叩かないかとても緊張しました。
切ったプレートは後ろの方で下書きが落とされるなどして、完成。
完成品はお見せできませんが、刀匠さんのおかげで、最初のほうのほぼ自分で切ったところ以外は美しい仕上がりです。

それが終わると、刀匠さんに銘を切ってもらう番。
材質は5000円の玉鋼といいたいところでしたが、今月は刀ステのチケット代やクレーンゲームなどで予算オーバーしていたため、泣く泣く安い方の真鍮(3000円)を選びました。申し訳ないです。
「何と切るかは、書いてもらった方が早いですね」ということで、真鍮のプレートにハンドルネームの「かりおか」と斜めに書いてみました。ハンドルの銘、夢だったんです。

以下、写真をお撮りしてよいか伺って許可をいただきましたので、写真で。
筑後國舞刀會 銘切体験(入れはじめ)
先ほど述べた通り、難しいひらがなな上、文字自体もかなり適当に書いたのでクセが強かったのですが、「この丸っこい感じでいいですか?」とほぼ書いた通りに切っていただけました。
筑後國舞刀會 銘切体験(鏨を叩く様子)
曲線があっという間に切られていきます。
筑後國舞刀會 銘切体験(鏨を叩く様子)

筑後國舞刀會 銘切体験(アップ)

筑後國舞刀會 銘切体験(アップ)
自力でやったときはなかなか時間がかかったのに、わずか2,3分で銘切完了。すごい。

下書きの線を落とす間にストラップの紐の色を選んで、紐をつけてもらったら完成です。

銘切プレート完成品(筑後國舞刀會)

代金をお支払いして、完成したプレート2枚を受け取ると、体験の時間は終了。
講演会会場に戻ると、第2部の質疑応答までほぼ終了していました。残念。

更なるサプライズ


講演会が終了すると、司会の方が「実はもう一つサプライズがあります」と。
すると、大牟田市のマスコット、ジャー坊がホール後ろから登場! 可愛い!

ジャー坊はレベルファイブがデザインしたことと、ゆるキャラグランプリで現在第5位(※リンクは投票ページ)であることが説明され、夜間鍛錬まで時間が少しあるのでジャー坊と展示をお楽しみください、と言われました。

が、ジャー坊と展示コーナーに人がいっぱい押し寄せたため、肝心のジャー坊の写真が撮れませんでした。期待していた方がいたら、ごめんなさい。

夜間鍛錬~火起こし・火入れ~


夜間鍛錬は、旧三井港倶楽部から歩いて2、3分のところにある三川抗の駐車場の奥の方で行われました。

この日は11月頭にしては寒くて、17時過ぎに準備中の会場を見に行ったのですが、あまりの寒さに5分ほどで撤退。旧三井港倶楽部で配られたアンケート(大牟田市の観光に関するアンケートだったのですが、この会についてのアンケートもあったらよかったかなあ、と思ったり)に回答して時間を潰し、17:20過ぎにもう一度会場へ。そのときにはもう人が座りはじめていたので、我々も前から2列目に着席。始まるまで震えながら待ちました。

17:30少し過ぎ、日が傾く中、夜間鍛錬が開始。

鍛錬はまずは火を起こすところからスタート。
火起こしは、鉄の棒を何度もたたく作業から始まります。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 火起こし(鉄を叩く)
そして鉄の棒に紙を寄せると、叩かれた棒が持つ熱で紙に火がつきます。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 火起こし(紙に火をつける)
今回は1回では火が付かず、もう一度叩く作業を繰り返し、火がつきました(ついた瞬間は目視できたのですが、写真は撮れませんでした)。

火が起きたら紙を炭に入れ、ふいごで風を送り、炭に火を起こしていきました。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 火入れ

古刀を持って記念撮影


そうこうしていたら、古刀を持っての記念撮影の時間5分前になったので、急いで旧三井港倶楽部の記念撮影スペースへ。
ちょうど私を待っていらっしゃったようで、すぐに写真撮影。

今回持たせていただいたのは、一部で話題になっていた、室町時代の三池典太正国作。
スマートフォンを係の人に渡して、講演会第1部の講師の方直々に説明を受け(講演会であった「白気映り」や「樋」についての説明があったのですが、確かに白っぽく見えた)、実際に持たせていただくことに。
筑後國舞刀會 記念撮影 鑑定書を見せていただく

玉名のこころピアで模造刀はもったことがあるのですが、真剣をもつのは初めてだったので、ガチガチになりながら、時計・指輪などつけてないことを確認して、指示通り右手を上・左手を下にして握らせていただき、記念撮影タイム。
筑後國舞刀會 記念撮影
2枚撮りましたが私の姿はモザイクで勘弁してください。

記念撮影コーナーを出ると、展示コーナー。
さすがに皆さん夜間鍛錬を見ていらっしゃるので、展示コーナーには私と、警備員さんと係の人、そして、撮影禁止の脇差 銘 典太作と刀 無銘 実阿の入ったケースの前で刀匠さんと話し込んでる人1人しかいなかったので、ゆっくり鑑賞。
鋒がスッとした実阿がかなり好みでした。

四郎國光の皆さんの刀は撮影OKだったので撮影させていただきましたが、これ以上近づくとケースに私が写りこんでしまったので写真はこのくらいでご勘弁を。
筑後國舞刀會 展示コーナー(現代刀)
どの作品も良かったのですが、個人的には上2口が好みでした。姿と刃文に惹かれました。
筑後國舞刀會 展示コーナー(現代刀)
ちなみに、上2枚に写りこんでいる金の枠に入った紙は、前述の德川記念財団の理事長さんからの額入りのメッセージです。

夜間鍛錬~水へし・小割り・積沸し・鍛錬・焼き入れ~



夜間鍛錬に戻ると、日は落ち、本格的な作業がもう始まっていました。
火床には玉鋼が入れられ、熱せられていました。
その間、火床から上がる炎の明るさや色が、ほの暗い紫から徐々に明るい黄みを帯びたオレンジへと変わっていきました。

熱した玉鋼は叩かれ打ち延ばされていきました。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 水へしで叩きのばされる玉鋼

そして薄く延ばれた玉鋼は水に浸され、急冷。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 急冷される玉鋼
その後、叩かれて玉鋼が割れました(その瞬間の写真は撮れませんでした)。

そして、「ぜひ触ってみてください」と、割られたばかりの玉鋼が前列から順に回ってきました。
手に持つとほんのり暖かい玉鋼。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬で持たせてもらった玉鋼

割られた玉鋼は積まれ、全体に灰汁をかけられて、再び火床に入りました。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 積沸しで灰汁をかけられる玉鋼

筑後國舞刀會 夜間鍛錬 積沸し直後の炎

鍛錬がはじまると、座ってずっと様子を見守られていた四郎國治氏がマイクをもって解説してくださいました。
使うのは灰の離れがよい松炭であることや、玉鋼を作る砂鉄を取るために山を崩しそれをさらうのが「どじょうすくい」であることなど興味深いお話を伺うことができました。
確か(なかなか手が上がらなかったから)1問だけの質問コーナーもあって、「炭はどれくらい使うのですか?」という質問に対し、1本に対し10~20俵という回答だったと記憶しています。

炎の色が再び明るくなってくると、玉鋼が火床から出されました。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 鍛錬直前の炎

そして、思いっきり叩かれました。叩くたびに玉鋼から火花がでました。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 鍛錬の様子

ある程度叩くと、再び玉鋼は火床の中へ。再びふいごで風を送り、加熱という作業になりました。
この後、叩く作業をじゃんけんで勝った希望者1人が体験できるという時間もあって、女性が1人アドバイスを受けながら刀匠さんと一緒に叩いてました。鎚が非常に重そうでした。

その後、もう一回、今度は刀匠さん二人で玉鋼を叩く作業。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 相槌

そして、いよいよ切れ目を入れて折り返す工程。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 折り返し鍛錬で切れ目を入れる様子
水をかけながら(理由は聞いた気がするのですが思い出せないです、すみません)叩いていき
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 折り返す様子
一度90度に曲げてから
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 折り返す様子
折り返されました。
筑後國舞刀會 夜間鍛錬 折り返し鍛錬



鍛錬の実演が終わると、次は焼き入れの実演が始まりました。
我々の前には大きな水槽が用意され、そこに水が注がれていきます。
筑後國舞刀會 焼き入れ用水槽の準備
その間、焼き入れについての説明が語られました。
刀が水に触れた瞬間、すごい音がすること、そして、刀が水のなかでおじぎをするかのように2度反るということ。
筑後國舞刀會 焼き入れ前の説明

水槽の準備ができたところで、いよいよ焼き入れ。土置きをした刀を熱していきます。
筑後國舞刀會 焼き入れ前の加熱

そして、真っ赤に熱した刀を水に入れます。
筑後國舞刀會 焼き入れ直前
刀が勢いよく入れられると、「バン!!」という軽い爆発音が辺りに響き、そして、刀が軽く刃の向きへ一度反り、その後日本刀独特の反りになるよう再び向きをかえて反りました(最初の反りかえりは見逃して、優しい方が上げてくださった動画でわかった)。

以下の写真は2回目の反り、おじぎで言うと起き上がる反りができるところの写真です。
筑後國舞刀會 焼き入れ
筑後國舞刀會 焼き入れ
筑後國舞刀會 焼き入れ

焼き入れが終わると、撮影タイム。焼き入れが終わった直後の刀を見せていただきました。

筑後國舞刀會 夜間鍛錬 焼き入れ直後の刀

筑後國舞刀會 焼き入れ後の刀(アップ)


試し切り


夜間鍛錬が終わると、刀匠の皆さんによる試し切りがはじまりました。

最初の方はきれいに畳表を一刀両断されたのですが、興奮して写真がブレブレ……。
筑後國舞刀會 試し切り

二人目の方は畳表2本を対して2度斬り。さすがに難しかったようで、1本だけ3つに。
筑後國舞刀會 試し切り

最後の方は一度斬った畳表を更に斬り、3つに。
筑後國舞刀會 試し切り

筑後國舞刀會 試し切り

試し切りが終わると、最後にスタッフの方の挨拶があり、会はいったん終了。
夜のおおむた夜顔ツアー参加者が先にバスで出発し、それ以外の参加者は旧三井港倶楽部で待たせてもらい、バスで大牟田駅まで送っていただきました。

帰宅後(延長の末ホークスの日本一が決まるすごい夜だった)、ノベルティをじっくり拝見。
ノベルティは国産最古のカルタ「天正カルタ」を復元、トランプにアレンジした「復元天正カルタトランプ」でした!
大牟田には「三池カルタ・歴史資料館」というカルタの資料館(時間があれば行こうと思っていた)もあるので、気になる人はぜひどうぞ。



銘切・記念撮影の時間と講演会の時間を被らないようにしてほしかったとか、展示スペースだけでも先に開けて欲しかったとか、お土産コーナーがあること(特に5桁オーバーの品があること)は先に言ってもらいたかったとか、改善してほしい点もいくつかあるのですが、色々貴重な経験ができてとても楽しかったです。銘切とか自分で切って刀匠さんにも切ってもらえるという神企画だったのでは、と思います。
もし次回があれば、できれば参加したいな、と思っています。今度こそ講演会聴きたいです。
関連記事

COMMENTS

0 Comments

There are no comments yet.

REPLY

Leave a reply