刀剣乱舞-ONLINE-(とうらぶ)のプレイ日記です。個人的に記録をとったり、素人ながら実際の刀を見に行ったり。審神者向け福岡観光案内も。

脇差 名物「碇切」を見に福岡市博物館に行きました

2017/10/3~11/12まで福岡市博物館の企画展示室2 黒田記念室に展示されている脇差 名物「碇切」を見てきました。

日本号と碇切@福岡市博物館
まず最初に観たときにツイートした写真と短い感想。


碇切は遠目から見ても、黒く艶やかな光を放っているのが印象的でした。
割と福岡市博物館の黒田記念室で展示されている刀はやや黒く見えがちなのですが、記事にしていない今年度展示されていた大仙兼元や、岩切海部(写真撮影ダメだったけれどよい刀だった)などよりも少し黒っぽく見えました。
パッと見でわかるすごく艶やかな肌と立派な姿、そして角度を変えると見え方が違う刃文で、今年この黒田家名宝展示で展示されたの刀剣3口の中で一番好きです。

キャプションには「享保名物帳」に収録されている名刀であることと、「碇切」の名の由来についての2つの説(「享保名物帳」の黒田考高(官兵衛)が碇を切った説と「黒田家重宝故実」の長政が碇の下に屈んだ敵ごと碇を切った説)、そして長政の息子である2代藩主・忠之が刀であった碇切を磨り上げた、ということが書いてありました。

碇切の姿は南北朝の刀を磨り上げたというだけに、脇差とは思えない存在感。南北朝の刀大好きです。
樋も一本太目なのがスッと入っていて、そこも好きです。
脇差 名物「碇切」@福岡市博物館

茎。磨り上げのせいか無銘で、樋が茎尻まで入っています。
脇差 名物「碇切」の茎@福岡市博物館

鎺。黒田家名品展示の刀剣ではおなじみの桐の紋。鎺から見るに厚さとかは普通でしょうか。
脇差 名物「碇切」の鎺@福岡市博物館

鋒。鋒については私の鑑賞眼がまだまだなのであまり書けませんが、鋒まで伸びた樋が美しく、鋒自体も端正だと思います。
脇差 名物「碇切」の鋒@福岡市博物館

そして、個人的に見ものだな、と思ったのが刃文。
ぱっと見は、すっとした直刃。
脇差 名物「碇切」の刃文@福岡市博物館
でもよく見たら刃文の中に違うものが見えました。

圧切長谷部が展示されたとき、福岡市博物館のTwitterで刃文の見方についてツイ―トがありました。
そこに「天井のオレンジの灯りが刃と地の境に反射するよう目線の高さを調節し(後略)」と書いてあります。


で、碇切も、灯りが刃文に反射するよう目線の高さを調節すると(身長低めの私の場合、軽く背伸びが必要だった)、刃区あたりの刃文が違うように見えました。
脇差 名物「碇切」の刃文(ライトの位置を調整)@福岡市博物館
1つ前の写真と同じ辺りを少し背伸びをして写したのですが、ちょうど光が反射している辺り、刃文の明るい部分が少しえぐれて、互の目のように波を描いているのがお分かり頂けるでしょうか。
日付・時間を変えて、ガラスケースに触れないギリギリまで寄って最大ズームで何枚か撮ったのですが、これが限界でした。

もう展示終了まで残り一週間切っているのですが、碇切を観に行った感想でした。
碇切は好きで少なくとも3回観に行ったのですが、本当に艶やかで立派で綺麗です。お時間ある方はぜひ屈んだり背伸びしたり見る角度を変えながら見てください。



おまけ。
展示期間もう終了しましたが、11/5まで同じ企画展示室2(黒田記念室)で行われていた、「市美×市博 黒田資料名品展Ⅳ 藩主夫人が愛した文物」がとてもよかったのでちょっとだけご紹介。

目玉は福岡市美術館(市美)所蔵の黒田資料の「塩竃・松島図屏風」。
塩竃・松島図屏風@福岡市博物館(福岡市美術館所蔵・黒田資料)
この屏風に惚れて、この屏風についての講座(ちなみにこの展示が記念すべき福岡市博物館500回目の企画展)も聴きに行ったのですが、1900人以上人が描かれているとか、描かれている塩竃神社の本殿・別宮の姿などから描かれた時期がある程度まで推測できるなどなど、とても面白かったです。個人的には「研究の余地がある」と仰られていた特徴的な刀の持ち方についてが最初見たときから気になってます(研究されるかもしれないので写真は上げない)。

下の写真は屏風の瑞巌寺のあたりなのですが、伊達正宗が植えた紅白の梅(臥龍梅)も写真中央下あたりに描かれているそうです。
塩竃・松島図屏風 部分(瑞巌寺)@福岡市博物館(福岡市美術館所蔵・黒田資料)

あと、この屏風についても書かれた心空院(4代藩主綱政の夫人)の「遺物目録」をよく見たら「長光御刀」と書いてあってびっくりしたり(講座で聞いたところによると「長光御刀」は現在所在不明とのこと)。
(心空院の)遺物目録@福岡市博物館

また、10/24~12/24まで企画展示室1で「南北朝の動乱と博多」という展示があり、そこでも短刀2口と刀1口が展示されているのですが、南北朝の知識が無さ過ぎて丁寧な展示なのに一度見ただけではちょっと理解が追いつかなかったので、それについては書ければ書きたいと思います。
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