坂本龍馬展のある長崎歴史文化博物館(れきぶん)がすごいという話

■2017/01/13 取り急ぎ写真追加

今日は2本更新。審神者向け福岡観光ガイド番外編です。

圧切長谷部公開とほぼ同時期、12/17から来年の2/5まで長崎歴史文化博物館(れきぶん)にて開催される特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」(京都からの巡回)にて陸奥守吉行こと「刀 銘吉行 坂本龍馬佩用」が展示されるようです。

長崎歴史文化博物館入口の文字

先月一つ前の特別展、「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展を観に現地に行ってきたのですが、館内には吉行をいっぱいいっぱいに写した大きなバナーが掲示されていました。

今回はそのときの話を中心に行き方とかれきぶんの常設展の話とか色々書いていきたいと思います。
ちなみにれきぶん公式のアール・ヌーヴォーの装飾磁器展関連のツイートを覗くとw

福岡からの行き方


時間はかなりかかります。
まずJR博多駅から長崎駅まで特急電車で片道2時間。過去数回乗ったことがありますがまあ長いです。ただし、長崎に近づくと車窓から有明海が見えて綺麗です(かもめだとD席が海沿い)。
長崎駅からは公式サイトにはバスと書いてあり、確かにバス亭は1階屋内駐車場の中ですぐなのですが、バスの本数が少なかったので、路面電車に乗るか歩くのがいいと思います。
※追記:路面電車は1駅で、更にそこから少し歩く必要があるので、元気があれば全部徒歩でも全然問題なかったです。

今回は元々電車で行こうとしていたのですが、友人が運転する車で行きました。Googleマップのナビに従って下道で佐賀大和まで行き、そこから高速にのって2時間半くらいかかりました。

外観の写真は時間が無く撮れなかったのですが、長崎奉行所立山役所を再現して作られた石垣と白と黒の漆喰壁はインパクト大。中はモダンでもっとびっくり。
※追記:坂本龍馬展に行ったときに撮りました。
長崎歴史文化博物館>


1階が駐車場・入口と2つに分かれたミュージアムショップ(大きい方で買ったカステラの切れはじが美味しかったです)と受付(チケット売り場)。
2階が2つの常設展示室(歴史文化展示ゾーンと長崎奉行所ゾーン、後述)と、建物を出てレストラン「銀嶺」(これも後述)や伝統工芸の体験工房群。
長崎歴史文化博物館の伝統技術体験工房
3階が特別展が行われる企画展示室となっていました。
企画展示室はそこそこの大きさの普通の展示室で、装飾磁器展は友人と話しながら1時間でゆっくり回れました。ちなみに装飾磁器展はよかったです。まだ巡回するようなので、お近くの方にはオススメしたいところ。

と、これだけじゃつまらないので、れきぶんに行って感動したことなど。

すごいぞ、れきぶん


坂本龍馬展のチラシ(タブロイド判)がすごい


普通特別展のチラシといえばA4両面カラー1枚、せいぜいA3の紙をA4サイズに折ったものだと思うのですが、この特別展のためのチラシは真っ赤な表紙に「刀 銘吉行 坂本龍馬佩用」が大きく印刷されたタブロイド判4ページ! 気合入ってます!

その中身は

  • たくさんの写真とわかりやすい文章をつかった見どころ解説

  • 大きくわかりやすい展示替えの案内

  • 充実の関連イベント
    公式サイトにもありますが、刀剣関連イベントが12/24と1/21に開催。1/21は福岡市博で九州大名家資料研究会(立花家史料館)のトークイベント「九州大名家伝説の名刀と拵え」も開催されますが……。)

  • ナビゲーター・値段の他、収録時間やボーナストラックの簡単な内容まで書いてある音声ガイド案内

  • 色々あるチケットや割引情報


と欲しい情報がほぼ全部載っています。展示替え一覧や音声ガイドの収録時間まできちんと書くのは、他の施設でもぜひやってほしいです……。

更に最終面には「坂本龍馬ゆかりの地マップ」があります! こういうのが欲しかったんです! 詳細は実物を見てほしいのですが、基本路面電車+徒歩で行けそうな範囲なので興味のある方は路面電車の一日券を買って見て回るのもいいかもしれません。ただ後述の常設展も回ろうとすると時間きびしそうですが。

常設展がすごく楽しい


公式ページには記載がなかったのですが、アール・ヌーヴォーの装飾磁器展には+100円(※追記:坂本龍馬展は+200円)で常設展も見れるチケットがありました。
図録付きのスペシャルチケットなどと悩んだのですがその常設展入場券つきのチケットを買い、装飾磁器展を1時間観た後で、2つのゾーンに分かれた常設展を観に行きました。
結果、2人で2時間全力で楽しんだけれど全部見きれなかったです。
※追記:「もう前売り券買ったんですけど!」という方も1階、2階のチケット売り場で半券提示で120円割引の480円で入れるようです。また当日特別展のチケットだけを購入した場合は2階のチケット売り場で+200円(坂本龍馬展の場合)で常設展も見れるチケットに変えてもらえるようです。

ちなみに常設展示室内は基本フラッシュ禁止で写真撮影可です! いっぱい撮りましたが、ネットへのアップは「多分大丈夫だと思います」というふんわり回答だったので(最近聞くようにしている)、展示品の具体的な写真UPは遠慮しておきます。
※追記:学芸員の方から「長崎歴史博物館のものであると書いていただければ大丈夫です」と回答いただきましたので、後日ちょっと気にいったところだけ上げます。

まず行ったのは長崎奉行所ゾーン。このゾーンには靴を脱いで入ります。
長崎歴史文化博物館外観(長崎奉行所エリア)
これは外から撮った写真。

最初は長崎の奉行所と奉行・実際の裁きの例などをパネル・映像・実物・複製など様々な形で紹介したコーナー。
長崎歴史文化博物館 長崎奉行所ゾーン
お奉行様は物凄くお給料が良いのですが激務だとか、裁きの内容がソフトだったりハードだったりとかを色んな工夫を凝らして紹介していて見ていて楽しかったです。
その次はキリシタンについての展示コーナーと映像コーナーがあったのですが、後述の御白洲寸劇の時間が近かったので、キリシタン展示をさっとみるだけで通過(一方通行という訳ではなさそうですが、戻るのがはばかられた)。

そして長崎奉行所立山役所を再現したコーナー。
畳は車いすで来館される方への配慮でビニール製だそうですが、しっかりとした作りで、一部を除いて実際に足を踏み入れることができます。厠もありました。
長崎歴史文化博物館奉行所ゾーン対面所

長崎歴史文化博物館奉行所ゾーン御白洲
ここには当時そこにあった石も使われている御白洲(ここの石は白くない)があって、土日祝はボランティアの方によるお裁きの寸劇が行われます。劇の内容は時期によって変わるようで、私たちが観たのは長崎の人々にとっての大切なお祭り、長崎くんちのお話。お奉行様がお越しになられたら我々も「ははー!」と面を下げなければいけません。結構楽しいです。

ちなみにこの寸劇も写真撮影OK。最後はお奉行様と記念撮影タイム(参加自由)もありました。もちろん友人と3ショット撮りました!

奉行ゾーンの最後には名前伏せますが、ガラス越しにある偉人が座っていらっしゃいます。ちょっと見つけた瞬間ビビりましたw


続いて歴史文化展示ゾーン。ここもすごかったです。
長崎歴史文化博物館歴史文化展示ゾーン入口

ここは奉行所ゾーン以上に凝った展示が多かったのですが、特記すべき点は体験型の展示の多さ。例えば

  • 長崎で行われた貿易品を触ったり嗅いだりできる

  • 解体新書(のレプリカ)を手に取って読める

  • 坂本龍馬のパネルと当時のカメラ(風のもの)で写真撮影体験ができる

  • モールス信号の送信ゲームで遊べる


など、色々な体験ができます!

坂本龍馬と写真のコーナー(長崎歴史文化博物館・歴史文化展示ゾーン)
モールス信号関連の展示(長崎歴史文化博物館・歴史文化展示ゾーン)


刀剣に関係しそうな展示だけをピックアップすると、貿易のコーナーで刀につかうエイの皮(鮫皮)に実際触れたり、その当時の値段を当てるコーナーがあります。私は3問全問ハズレで友人は結構正解してましたw
長崎歴史文化博物館 歴史文化展示ゾーン

あと「長崎の美術工芸」(工芸展示室)という長崎の工芸品をぎっしり集めた、本当に「すごい」としか言いようのない部屋があったのですが、そこに慶長年間頃の肥前刀工作の刀剣も二振(宗次と初代忠吉、初代忠吉は長曽祢虎徹と並ぶ新刀期を代表する名工で、展示されていた忠吉作のは長崎県指定有形文化財)展示されている他、鐔が多数展示されていました。

これが工芸展示室。刀以外も色々工芸の傑作が室内全体に並んでいてヤバい部屋。
長崎歴史博物館 工芸展示室

初代忠吉作の「刀 肥前国忠吉刻物城洲埋忠明種」(長崎県指定有形文化財)。ワークショップで聞いたのですが、忠吉初期の作なのだそう。
刀 肥前国忠吉刻物城洲埋忠明種 (長崎県指定有形文化財)
倶利伽羅龍の彫刻も素晴らしい(ちなみに裏は梵字なのだそう)のですが、
刀 肥前国忠吉刻物城洲埋忠明種 (長崎県指定有形文化財) 彫物アップ
特筆すべきは肥前刀の特徴とも言われる小糠肌。梨地肌よりもザラっとした感じなのですが、それが刀身全体に均等に出ていてとても美しく、ずっと見入ってしまいました。
刀 肥前国忠吉刻物城洲埋忠明種 (長崎県指定有形文化財) アップ(小糠肌)
※注:1/7には展示されていたようですが、もともと昨年内に展示終了する予定だったそうなので現在展示されているかは不明

横に展示されていた鐔もすばらしかったです。長崎歴史文化博物館に展示された鐔
長崎歴史文化博物館に展示された鐔

これらの鐔で特に凄いと思ったのは、12/24のワークショップ(後日何かしらの方法であげます)で話が出ていた、伝野田光広作の鐔。
野田光広は猿の造形を得意とした鐔師の方なのだそうですが、この鐔は猿がぎっしり透かし彫りされています。しかもその小さな猿一つ一つに表情がついていて……凄いです。
鐔 伝野田光広作(長崎歴史文化博物館)

この部屋には他にも磁器・金工・螺鈿細工・ガラスなど長崎を代表する工芸品が多数あって本当に見飽きません。
とりあえず個人的にお気に入りの鼠の磁器の作品をご紹介しておきますね。
白磁鉄彩鼠唐棗形置物(長崎歴史文化博物館・歴史文化展示ゾーン)

他にも中国人街についての展示とか、長崎の町屋(?)の展示、他にも沢山あって、本当に見応え十分です!

とにかくすごく楽しい上、長崎の歴史や文化について色々学べるので、坂本龍馬展行かれてお時間ある方はぜひ常設展もどうぞ!

レストラン「銀嶺」がすごい


美術館・博物館めぐりが趣味なのですが、展示の他に楽しみにしているのが、施設内にあるレストランや喫茶室でのご飯。
長崎歴史文化博物館のレストランは、1930年創業の老舗レストラン「銀嶺」。

2階から1回外に出て、奉行所の外観を横目に見ながら右に曲がったところにあります。
混んでいたため写真撮りませんでしたがちょっとレトロな雰囲気がすごく良いです。
ランチセットやハンバーグと悩んだのですが、私が頼んだのは長崎名物のトルコライス(1080円)。
レストラン「銀嶺」のトルコライス
これまでトルコライスのことは「個性の強い3品が一皿で一気に楽しめる食べ物」だと認識していました。しかし、ここのトルコライスはピラフがマイルドというか控えめで、ナポリタンとカツを引き立たせていて、バランスがすばらしいです。すごく美味しかったです。
迷ったハンバーグは友人が食べたのですが、これも美味しかったとのこと。

ただ座席数が少なめなので土日祝とかのランチタイムは待つ必要があるかもしれません(私たちは待ちませんでしたが、次のお客さん・次の次のお客さんは待っていた)。




なんかまとまりが悪いですが、要するに「長崎歴史文化博物館はすごい」という話でした。
帰りは友人(審神者)と「坂本龍馬展も行こうね」と話をしました。龍馬展いつ行くかなー……。
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