04
2016

黒田長政所用の和泉守兼定を見に福岡市博物館に行きました

展示開始から大分日が経って、展示終了までもう数日となってしまいましたが、今福岡市博物館で展示されている黒田長政所用の「刀 和泉守兼定」を見た話をしようと思います。
刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)

日本号と刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)
時折Twitterなどで「兼さんが福岡市博物館で展示されている」と書かれているのを見かけますが、(内容なさ過ぎて恥ずかしいけど)去年も書いたようにこの刀はとうらぶの兼さんではありません。何代目の和泉守兼定の作かはわかりませんが、少なくとも土方歳三が使った11代(12代?)和泉守兼定より数百年前に作られた刀です。
まず企画展示室入って目に入るのは、変わり兜。
福岡市博物館所蔵の変わり兜たち
去年変わり兜の展示が企画展示室2であったのですが、一番右の「魚鰭脇立六十二星兜」はカッコよかったので覚えていました。
個人的に気になったのが一番左の「蝙蝠前立六十二間星兜」のコウモリの顔。
蝙蝠前立六十二間星兜のコウモリの顔アップ
勇ましいのですが、どこかユーモラス。

企画展示室2は城井兼光のときから続いて「直筆の手紙展」(~8/7)。前回書かなかったけれど、豊臣秀吉の手紙や、黒田如水の遺言状に黒田長政が書き加えたものなども展示されています。個人的に好きなのは、島津惟新(義弘)の書状です。たおやかながら強い文字でぎゅっと詰めて書かれた文字が好きです。


そして展示室2入って左奥、いつもの「黒田家名宝展示」コーナーに和泉守兼定は展示されていました。

刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)
この前に展示されていた城井兼光より、ゴツさが控えめな気がしますが、よく切れそうな刀だと感じました。

刀 和泉守兼定(茎)
茎(キャプションでは中子)には金象嵌で「黒田筑前守殿御所持」「二ツ胴 切手 中川左平太(花押)」。
キャプションによると長政が試し切りの名手と知られた中川左平太に試し切りを依頼し、その結果、二つ重ねした胴体を一刀両断で切り落とした、とあります。
この写真だと金の色が薄いですが、もっと金色に光る感じです。

2、3回撮ったけどどうしてもピンボケしてしまう鎺。
刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)鎺
いつもの桐の紋入りの金鎺。鎬は気持ち高め?

で、私が気に入っていて、この記事を書くのが遅くなった理由でもあるのが刃文。
「黒田家の刀剣と甲冑」によると刃文は「互の目乱れ、のたれ、とがり刃よじる」とのことですが、すごく好きです。個人的には山々にたれ込める雨雲のように見えます。特に単眼鏡で覗いて見ると、刃中の働きが雲の影や雨柱のように見えてとてもきれいだと思いました。この感動を説明する言葉(専門用語)がわからない……。もうちょっと精進したいです。
写真が残念なのですが、だんだんアップになるようにして、少しでも魅力が伝わればな、と思っています。単眼鏡で見ると本当にすごいんです。
刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)茎あたり
刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)鋒

私が特に気に入っているのは茎手前のあたりの刃文。このあたりは本当に山と雲のように見えます。
刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)刃文

刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)刃文

刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)刃文

出来る限りアップにした写真。縦に走る薄暗い刃中の働きがいいと思います。
刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)刃文
刀 和泉守兼定(福岡市博物館所蔵)刃文


ちなみに、博物館正門入ってすぐのところに、ミュージアムショップの張り紙が貼ってあったのですが、金印グッズ、3D甲冑と並んで圧切長谷部・日光一文字ポスターが取り上げられていました。4か国語で書かれるポスターに取り上げられるとは人気なんですかねw
福岡市博物館ミュージアムショップ チラシ
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