30
2016

閉館前のプチギャラリートーク?で聞いた圧切長谷部と日本号の話

日本号と圧切長谷部(最前列用ロープ無し)

福岡市博物館の閉館時間間際、17時以降に企画展示室2にいると、博物館の学芸員の方がいらっしゃることがあります(多分ご厚意で来られているので、「その時間に行けば絶対にいらっしゃる」という訳ではありません、注意)。
そのうち2回、刀剣担当の学芸員の方(去年の福岡市の市政だよりで刀剣鑑賞入門を書かれたり、Youtubeで日本号の解説をされている方)がいらして、その場でギャラリートークというかQ&Aというかそんな感じになりました。そのときに聞いたことをメモしておきます。

間違っているところがあれば、それは学芸員の方ではなく自分の記憶違いのせいだと思うので、あらかじめご了承ください。

圧切長谷部


圧切長谷部(少し斜めから)


  • 磨上げられているため、鋒が大きめで作者の銘がない

  • 作者の銘はないが、「南北朝時代の作で皆焼」はほぼ長谷部国重作のものしかないので、圧切長谷部も長谷部国重が作ったものと考えられる

  • 圧切長谷部は皆焼刃の最高傑作

  • 本阿弥光徳に鑑定を依頼したのは黒田長政だが、長政の手に渡る前から「長谷部国重の作」と分かっていたと思われる

  • 茎表には「黒田筑前守」(黒田長政)、裏には「長谷部國重」と本阿弥光徳の花押の象嵌がほどこされている

  • 折紙(鑑定書)は残っていない

  • 磨上は織田信長の手に渡る前に行われたものと思われる

  • 来年度も冬にまた展示する



圧切長谷部の拵



  • 拵は元々展示する予定はなかったが、ビーコンで拵についての解説をしたので今回展示した

  • 拵は江戸時代後期の作。元の拵は残っておらずどんなものだったのかは不明

  • 金霰の部分はメッキではなく、金の板を押し出して霰状にしている
  • 圧切長谷部の拵(金霰の部分)
  • 鎺も金でできている。鎺も黒田家に来てから作られたもの

  • 鎺を上から見ると、圧切長谷部本体の厚さなどがわかる

  • 圧切長谷部の鎺

  • 鐔の裏(刃の側)にだけ「南無妙法蓮華経」と(彫って?)ある

  • 圧切長谷部の鐔
    ※前に掲載した写真だけど、こっち側に文字がある
  • 某探訪館の圧切長谷部拵は写真で見る限りばったもん(笑)



日本号



  • 今は刀身を柄に刺しただけの状態で展示している(目釘孔で固定とかはしていない)

  • 柄には目釘孔が2つ空いている


日本号の柄の目釘孔(多分)
(クリックでちょっとだけ拡大)

その他今後の予定とか



  • 2月の日光一文字も原則写真撮影可の予定(「秘密」のギャラリートークでも別の学芸員さんがおっしゃていたけれど、企画展示室は基本撮影可にするようです)

  • 来年度の年間スケジュールは現在検討中

  • (圧切長谷部の拵の本歌「安宅切」の展示について)要望が多ければ出すかもしれない



聴いたことで覚えているのはそんな感じです(長谷部の見方についても解説してくださったのですが、頭が悪くて理解ができませんでした、すみません)。

あと刀剣全然関係ないのですが、個人的ツボだったのは企画展示室4の「ふくおか発掘図鑑6」。
まず去年あった特別展「新・奴国展」のキャラクターのナコピンとナコポンがキャプションの随所にいて可愛いのです、とダイレクトマーケティング。
1F入口とかに貼ってあるポスターもよく見ると……w

展示は発掘調査で出てきたものが主体(「トロトロ石器」という気になる名前の石器や土器などの他にもガラス管とか玉があるよ)なのですが、ブラタモリの福岡の回(タモさんが発掘した回)で説明用に使ったパネルがしれっと展示されています。
ブラタモリで使われたフリップ(ふくおか発掘図鑑6)
※この部屋も撮影OKか受付の方に確認して写真を撮ってます
解説のペーパーも見ると楽しさが増えます。発掘図鑑6は4月中ごろまでなので、お時間あればぜひ。
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