01
2015

九州国立博物館「美の国 日本」で「千代金丸」を観てきました

この前の鍛刀ログでも書きましたが、数日前、九州国立博物館の特別展「美の国 日本」を観に行くと、剣「三鈷柄剣」、刀「千代金丸」(どちらも国宝)など、なかなかユニークな刀剣が3口(実質2口?)展示されていました。

「美の国 日本」入口

「美の国 日本」は展示替えが非常に多く、「千代金丸」の展示期間は展覧会の目玉、正倉院宝物(螺鈿紫檀五弦琵琶など)と同じく11/3まで。
結構混んでいるので、行けるときに行くことをおすすめします。
西鉄電車でいくなら、ふるさと割で九州国立博物館きっぷが3割引で買えます! 西鉄福岡(天神)からなら、交通費込で当日券買うより安いですw


以下、簡単なレポ、とよべるほどもないメモ書き。
ぶっちゃけこんなもの見るより、実際見に行ったほうがいいと思うので、行ける人はできれば千代金丸と正倉院宝物の展示されている3日までにぜひ行ってください。
例によって撮影禁止なんで、展示の写真はありません。
九州国立博物館さんに申告すると写真を貸していただける「ぶろぐるぽ」なるものがあるそうですが、このページにリンクが張られるとのことなので、ご容赦ください。
行ったのは月曜日の昼過ぎ。
「普段は休館日だから少ないだろう」と思っていったのですが、入った瞬間、どのケースの前にも人だかり。最近の九博の特別展では一番人が多い。

最初のエリアは「原始日本列島の造形美」。
人だかりの出来ているケースに何が展示されているのか、少し並んで見てみると、歴史の教科書で見る遮光器土偶、火焔型土器、銅鐸、銅鏡などなど、そうそうたるメンツ。埴輪 踊る人々もトーハクから来ていました。埴輪好きだから、トーハクで見て写真撮ろうと思ってたのになー……。

次のエリアは「日本仏教の黎明」。
ここに入って割とすぐに、今回の展示の目玉、正倉院宝物の「螺鈿紫檀五弦琵琶」が展示されてました。琵琶の前はパーテーションポールで列になるように区切られていて、そこに40人くらい並んでいました。
ということで、琵琶横のスピーカーから流れる、1950年代に録音されたという琵琶の実際の音色を聴きながら、その列に並んで順番を待つことに。その間に入口で取った出展目録を見ていたのですが、次のエリア、第2部第2章に国宝「三鈷柄剣」、第3部に国宝「刀 金装宝剣拵(千代金丸)」、そして「金銅鹿秋草文金具装錦包腰刀」が展示されていると書いてありました。なんか刀剣は1つくらい来ているだろうとは思っていたけれど、千代金丸が来てるとは思わなかったです(公式サイトの目録PDFを見る暇なかった)。

話は戻って、10分ほど待って、ようやく琵琶のケースの前に。
歩きながら見るよう指示があったので進みながら見ましたが、本当に細工が細やか。
裏面の花の螺鈿は豪華かつ精緻で凄かったけど、個人的には転手(絃を巻き取る部分)部分の幾何学的にも思える菱形状の花模様に感銘を受けました。その凄さを語るには自分のボキャブラリーが貧相すぎて……。他にも色々凄い展示があったのですが、ちょっともう脳のキャパシティーがオーバーしたので省略させてください。

王羲之の書の写しなどの書や仏画のコーナーを過ぎたあたりに展示されていたのが、国宝「三鈷柄剣」。
両鎬で、柄が三鈷杵の形になっているという剣。剣本体は平安時代、柄は鎌倉時代の作とのこと。
剣はまだあまり見慣れていないのですが、ほっそりとした美しい姿の剣でした。
残念ながら、今回は黒漆の拵は展示されていませんでした。Pixivで拵込のレポを見たのですが、実物も見たかったなあ。

古今和歌集、重源上人座蔵王などの展示の後は、最後のコーナー、「琉球の美、アイヌの美」。
名前の通り、琉球の紅型やアイヌの織物の服、アットゥシなどが展示されていました。

服などと並べて展示されていたのが、「金銅鹿秋草文金具装飾包腰刀」。
これはアイヌの人々に伝わったもので、刀本体ではなく、拵のみが展示。
薄学で全く知らなかったのですが、アイヌの人々は正装する際に本州でつくられた刀等を身につける風習があったようで、蝦夷地向けに製作された拵は「蝦夷拵」と呼ばれたそうです。
写真では大きさが分かりにくい(短刀くらいに見える)のですが、長さは横に展示されていた千代金丸よりちょっと短い程度。幅が広くて、かなりガッチリして見えます。
錦が巻かれた上に、鹿と秋草が細かに細工された金具(似ているようだけど、模様が各所で違う)がついた非常に豪華なつくりで、正装に相応しい印象をうけました。
ちなみに音声ガイドのマークがついていたので、音声ガイドを借りれば解説がきけるようです。今度行ったときに聞いてみようかな。

そして、「金銅~」の横、同じケースに国宝「千代金丸」が展示されていました。
「千代金丸」は琉球王国王家である尚家に伝来した宝剣ですが、これまで見た刀剣とはかなり違う印象。
刀身は室町時代に本州でつくられた日本刀なのですが、すらっと細身で、樋が5本。茎は根本から2/3くらい銀色の金属の板で覆われていて、その上から目釘穴があけられていました。覆われていない端のほうには指の爪ほどの大きな穴が2つ。
拵は琉球でつくられたものらしく、鞘は金色に輝く金属板が巻かれ、柄が短く、丸く大きい頭椎のような柄頭が特徴的。
鍔には四花型と猪の目形の可愛らしい透かしが入り、随所に小さな菊の模様が描かれ、変な言い方だけどとても可愛らしい(柄頭には大きな花模様、他にも随所に花モチーフが目立つ)。


なんか雑な感じになってしまいましたが、さっきも言った通り、実際見たほうが絶対いいです。ここには書けなかったけど、各地から名品を集めた九博10周年記念にふさわしい豪華な展覧会となっています。
琉球王国の玉冠(これも3日まで)も展示されているので、行ける方はぜひ。
5日からは正倉院宝物のかわりに法隆寺の宝物が展示されるようです。
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